【ケーススタディ第5回】 未経験でも45日で表面利回り19.5%の中古戸建ができた

【ケーススタディ第5回】 未経験者が自己資金400万円1ヶ月半で表面利回り19.5%の戸建て物件を作った事例

ステップ4 買付

不動産を買う場合には、売り主に対して「買付証明書」を提出します。買主が売主に物件購入の意志と条件を伝えるための書類です。基本的に売主は買付証明書を提出した順番で誰に売るかを決めます。しかし、実際には手付金の額や、決済方法が現金なのか融資かなどによって売る相手を決める場合が多いようです。また、後から販売価格よりも高く買う買主が出てきた場合にはそちらが優先されるケース(買い上がり)もあります。実際に買えるかどうかは売主が「この人に売る」と決めるまでわかりません。

坂本さんは、内見して問題がなければすぐに買付を入れるつもりでいました。持参していた日付と金額を空欄にした買付証明書に満額の400万円と書き入れ、立会いの仲介担当者に提出しました。ただし残置物が多かったので、残置物撤去希望と書き入れ売主に交渉をお願いしました。

プレさんからは「決済までは何が起きるかわからないので慎重に」とアドバイスがありました。坂本さんはアドバイスに従い、決済までの間仲介業者にコマメに連絡をすることにしました。慎重にというのはもちろん「他の人に買われてしまうことがないように」という意味なので、このケースで確認すべきことは2つと考えました。

①残置物撤去条件なしで買付を入れている人はいないか
②買い上がり(自分より高い価格で買付を入れている人)はいないか

買付を入れた際に、売主からの回答期日を設定してもらっていました。2〜3日で返事をするということであったので期日に連絡すると、「残置物撤去の見積もりを取るので少し待ってもらいたい」ということでした。万一待っている間に残置物撤去条件無しで買付を入れてくる人がいれば、そちらに売られてしまう恐れがあります。そう考えた坂本さんは、プレさんにアドバイスを求めました。残置物は物によってはリサイクルショップで売れるものもあるし、安く処分する方法はいくらでもあると聞きました。

坂本さんは不用品回収業者や便利屋に残置物処分の概算見積もりを依頼したところ、残置物を庭に搬出し粗大ごみに出せば5万円〜6万円程度で済むことがわかりました。
そこで、まずは確実に買うことを優先するため、仲介業者に、残置物はこちらで処理することを伝えました。また、買い上がりがないかを確認しました。その時点で買い上がりはありませんでした。あったとしても、もう受付けないという確約をもらいました。ここまでやっておけば安心感が高まります。しかしまだ何があるかわからないので油断は禁物です。決済日までは仲介業者に定期的にコンタクトをとることにしました。

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